【怨念・呪術話】呪われた銅鏡【#恐怖体験】【#怖い話】【#夏のホラー冬のホラー】

僕の家には家宝と呼ばれるお宝(それが他人にとって価値あるものかは分からない)が三つある。
一つは家系図。
約400年前まで遡る家系図は巻物数十巻に及び勿体振った桐の箱に収められている。

もう一つは刀。
かなり昔にご先祖さんが武勲を立てた折に殿様からもらったとか。

そして最後に鏡。
鏡と言っても大昔の銅を磨いた骨董品。
日本史とかの教科書に載ってるようなやつ、あれの手の平に乗るサイズ。
これまた大層な桐の箱入り。
これら三つのお宝には扱い方が決められていて、家系図はその代の本家の家長しか箱から出してはならない。
刀は売るとかなりの値段で売れる(鑑定した訳ではない)が売ってはならない。
家長が月一で手入れする事。
鏡は仏壇に安置し、毎日その無事を確認する事。
決して本家の敷地より外に持ち出さない事。
家長といえども箱から出してはならない。
・・・だいたいこんな感じ。

これからお話しするのは、この中の銅鏡に関して。
本当なら結構怖い。
その銅鏡は不思議な形をしていた。
六角形の台座に丸い鏡の部分が重なっている。
鏡と言うから覗いてみても、錆びだか細かい傷だかでほとんど物を映す力は失われている様だった。
しかし厚さが2センチ位の割に重く、霊験新たかな感じはしたものだった。
小学生の頃、友人らと珍しい物自慢大会があって、放課後に各自お宝を公園に持ち寄った事がある。
みんなはおもちゃっぽい物を持って来たが、僕は件の鏡を持って行った。
触るなとは言われていたがお構い無しだった。
結果は1番宝物らしいと言う事で僕の優勝。
鼻高々で家路に就いた。

そして家で待っていたのは、お察しの通り親父の大目玉。
何か変わった事はなかったかしつこく聞かれ、散々叱られて、二度と触らないと約束させられた。
自分としては壊した訳でもないのに納得行かなかったが、一応謝り決着。
許してもらった。
それ以降は特別に興味があるでもなく、触る事はなかった。

そして去年、僕が二十歳の誕生日を迎える頃に親父から呼び出された。
大学に入り親元から離れた場所で暮らしていた僕は、何事かと思いながら実家に帰った。
親父は仏壇のある部屋に僕を座らせ、話し始めた。
内容を要約すると、・我が家に伝わる家宝の由来、取り扱い方。
うちの家系は代々陰陽道に関係し、主に呪物の管理に当たって来た事。
現在はほとんどの呪物を博物館等へ寄贈し、残っていない事。
ここまで話し、親父は一息つく。

こんなつまらない話をする為に呼んだのかとウンザリしていたが、ようやく終わりか・・・ホッとしかけた所で「さて、ここからが大事なんだが・・・」と再開。

いい加減眠気が差して来たが、いつになく真剣で聞かざるを得ない。
親父は仏壇に安置してある鏡の入った箱をテーブルに置いて話し始めた。
それはとても信じられない程現実離れした内容だった・・・要約する。
この銅鏡を何故持ち出してはならないのか。

理由は、過去3回持ち出され持ち出した人間が、3人とも悲惨な最期を遂げているから。
何故箱から出してはならないのか。
それはこの鏡が人の死を写す鏡だから。
持ち出された理由もこれ。
最近までは鏡についての禁忌は迷信と考えられていたが、23年前の出来事により固く守らねばならなくなった。
23年前、それは僕の叔母(親父の姉)が亡くなった年だ。
事故死だったのは聞いていたが詳しくは教えられていなかった。
なんでもこの鏡は、この土地から離れた所に持って行こうとすると、持ち出した者に対し害を与えるらしい。

過去にこの鏡を持ち出そうとした三人は、その害を受けて死んだと伝えられている。
最初は戦国時代に、石田三成の配下に依って持ち出されている。
しかし関ヶ原の合戦後に、三成の死後(徳川家康により斬首)戻ってきている。
二人目は第二次世界大戦中、国家総動員法に基づく金属回収の際、憲兵が無理矢理銅鏡を回収しようとして、祖父の目の前でアメリカの機銃掃射に遭い死亡。
そして三人目が実は僕の叔母だった。
この鏡は叔母の遺品でもあった。

叔母が存命の頃は鏡の呪いめいた話も迷信として気にかけることもなく、たまに訪問するお客にも気軽に見せていたそうだ。
何も映らない珍しい骨董品の鏡として。
お盆に大阪から遊びに来ていた叔母が、帰り際に3つの家宝にお辞儀をし、鏡を手に取った時、自分の顔が映ってしまったらしい。
その時叔母は真っ青になり、洗面所の鏡と銅鏡を何回も見比べていたそうだ。
そして言った。

「家宝に映るあたしの顔が真っ黒なの!」親父は怖がる叔母を気のせいだとなだめた。
しかしよっぽど恐ろしいものを見たらしく、パニックはおさまらない。
京都にある自分が檀家となっているお寺に銅鏡を持って行き、お祓いをしてもらうと言う。
まあ、掟を破る事にはなるが、それで気が済むならと親父は銅鏡を貸し出す事に同意した。
しかし親父は、同意した事を今でも後悔していると言う。

何故か?それはこの事により、過去最大の呪いをこの銅鏡が発揮したかも知れないからだ。
叔母は1985年8月12日18時4分、羽田発伊丹行きの飛行機で飛び立った。
あの鏡と一緒に・・・。

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【心霊・幽霊話】レインコートの男の話【#恐怖体験】【#怖い話】【#夏のホラー冬のホラー】

3年前の12月の出来事です。
赤坂離宮の近くのホテルで忘年会をしていた私たちは、宵の内から降り出した雨のせいで二次会に出かける気にもなれず。
空いていたそのホテルの一室に宿泊しようと部屋を取り、そこで二次会をすることになりました。

しかし、仲間の一人は人形町まで帰ると言い、友人だった私ともう一人がそいつを車で送ることになりました。
私は助手席に乗り、帰宅者は後部座席に乗り、もう一人が運転席に乗りました。
外は雪混じりの雨でワイパーも心許ない様子でした。
ホテルを出て100メートルも行かないうちに前方に何かが見えました。
間近まで進んでやっとそれが人間だとわかるほど視界は悪かったようでした。
30歳くらいの男で、襟を立ててレインコートに身を包み、ずぶ濡れのまま立っていました。

その男が手を挙げたわけではなかったのですが、あの寒い中、ずぶ濡れで立っている人を見過ごすのはあまり良い気持ちではありませんでした。
私が言う前に運転手はその男の前で車を止め、窓を開け、「車の来そうなところまで乗っていったら?場所によっては乗せていきますよ」と話しかけました。
その男は日本橋まで行くとのことでした。

日本橋は人形町への行き道だったので、後ろのドアを開け、入れてやりました。
後部座席の友人は既に深い眠りに入り、その男が入ってきたことには気付いていないようでした。
男は酔っているのか、ほとんど声を出さず軽く頭で礼をしました。
濡れて垂れ下がり額に張り付いた前髪の下から大きな目を見開いたまま身じろぎもしませんでした。

せっかく暖まってきた車内も、男のせいですっかり冷え込んでしまいました。
ヒーターの温度を最強にしましたが大して変わりませんでした。
すぐに日本橋に着き、大通りの橋のたもとでその男は言葉少なに礼を言い、車を降りました。
再び人形町に向けて車が動き出し、後ろを振り返りましたが、後ろのガラスは曇っていて何も見えませんでした。

人形町に着き友人を起こすと、座席が濡れていることと車内の異常な寒さに少し機嫌が悪い様子でした。
友人を降ろし、今来た道をホテルに向けて戻りました。
途中、あの男を降ろした日本橋のたもとを通りましたが、その男は見当たりませんでした。

赤坂離宮の門を過ぎて左に曲がり、ホテルまであと少しというところで前方に何かが見えてきました。
雪混じりの雨でそれが何かを判断するのは困難でしたが、丁度、少し前にあの男を拾ったあたりでした。
確かにそうでした。
さっきと全く同じところにさっきと同じ男がレインコートを着てずぶ濡れで立っていました。

減速しかけていた車を一気に走らせ男の真横を通り過ぎました。
顔を確かめなくてもそれがさっきの男であることを二人とも悟っていました。
ホテルに着き、駐車場でようやく口を利いた私たちは次第に暖房がきき始めた車内で「信じるか?」
「信じるったってあれは」と困惑し、運転手の友人は何かを振り切るようにクラクションを思いっきり鳴らしました。

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【怨念・呪術話】今でも山には登れない理由【#恐怖体験】【#怖い話】【#夏のホラー冬のホラー】

山か石スレか迷ったけどこっちに書くわ。
5年くらい前の話。

親友とも言える友人は山登りが趣味で、よく山に登っては頂上付近の写真と頂上付近の石をお土産にくれる。
なるべく綺麗なものを探してるという友人の言葉通りとても綺麗で、インテリアにも最適だった。
自分はその石を棚に並べて、「コンプリートガチャ石編」とかやっていた。

そんな石土産もダブリや山なのか?っていうような標高のものも増えてきたころ、友人が珍しく2個の石をくれた。
真っ黒い石と白っぽい石だった。
友人が言うには普通の石だそうだが、なーんか霊感0の俺にもちょっと家に置くのはキツくね?っていう感じになってた。
見た目は綺麗な丸石だけど。
友人にはサンキューと伝えて受け取り、コレクションのとこに突っ込んでおいた。
その後、ラップ音がするでもなく何がくるわけでもなく1年くらい経った。
友人ともたまに飲みに行くような良好な関係だったし、石のことも半ば忘れていた。

そんなある日、大学時代の友人を久々に家に迎えると、入った瞬間「おい・・・.お前なにやってんの」なんて突っ込まれた。

「無修正のあれならもうやめたぞw」
「いやそんなもんじゃないよ。呪いとか興味あったのお前?やめろよな・・・」なんて軽蔑の目で見てきた。

俺はわけもわからずに、本当にわからないということを訴えると、半信半疑ではあるが信じてくれて、「んじゃあちょっとそれ見せてくれない?」と、俺の石コレクションを指差してきた。
もちろん断る理由もなく友人に見せたら、「うっわー」なんて声を出して俺に突き返してきた。
親友の石をうわーなんて言われたのにちょっとムカついて、「さっきからなんだよ!ちゃんと説明しろや!これは◯◯が山に登って拾ってきた石だよ!なんか悪いことでもあんのかよ」と大学の友人に言ったところ、真剣な顔で「それどこの山?もしかして△山?」

「えーっと・・・いや、かなり前から色んな山で拾ってきてるからわからんけど・・・」と言ったところで、俺は△山に聞き覚えがあった。
元々地元の山ではあるのだが。

「そういえば・・・この石とこの石が、多分△山で拾ったって言ってた気がする」
「あぁ・・・やっぱりそうか」黒い石と白っぽい石を指すとそう言った。

「なに?これがなんか悪いの?確かにいい感じはしないけどさ」
「これ盗品だよ、拾いもんじゃない絶対に」
「は?何でそんなことわかるんだよ」
「俺の出身学部は?そして俺の親父の職業は?」この友人は仏教学部。

こいつ自体は葬式関係の職業だが、親父さんはお坊さん。
それをハッっと思い出した。
大学の友人が言うには、別に専門でもないし扱ってもいないが、実習とかでお寺にいくとそういうものを見かける機会はあるし、親父さんから見せてもらったこともあるが、こういうのは絶対に落ちているようなものじゃない。

多分山のお寺や祠などにあったものだろう、と言った。
俺は親友が窃盗をしたなど信じたくはなく、何かの間違いだと反論していたが、
「お前今仕事ないよな?(無職ではなく、仕事が全くない月がある)ちょっと今からうちの実家こいよ」と言われて、親友のの汚名を晴らすべく石を持参していくことにした。

友人の家自体は普通の一軒家で、何回かいったこともあり、近くの駐車場に車を停めて友人と共にいくと、何故か大学の友人親が家の外にいた。
どうやら大学の友人が先に電話していたようだった。

「お久しぶりです」
「久しぶりだねー夕飯でも食って行きなさいっていうところだけど、それ話の通りまずいねー」なんて石を取り出す前に言われてビックリした。

「石のことですか?」
「うん。正確には、一個もうほとんど石じゃないけどね。怖いわーこんなんひさびさにみたわー」親父さん軽く笑いながら言っていたが、俺は親友の汚名を晴らすべく親父さんと話そうとしたが、「うーん、これ自宅に入れたくないな・・・。しょうがない、職場に行こうか」
「お寺ですか?いいんでしょうか?」
「うんーあんまり行きたくないけどねーww」不良坊主とはこういう人か・・・と再認識お寺につくと本堂ではなく集会場の方へ連れていかれ、そこでお茶を飲みながら話をしてくれた。

「本堂ではないんですか?」
「こんなもん入れたら上の人に激怒されるよw」
「こんなもんって・・・ただの石では?」
「うん、石だね。でもこれは、石っていう区分にするにはちょっともう力が強すぎるんだ」
「力?パワーストーンとかいうあれですか?」
「うんそうだよ。石っていうのは少なからず力を持っているんだ。もちろんコンクリートとかじゃなく自然石ねw」
「もちろんです」
「それに、山っていうのは力を集めやすいんだ。山信仰ってのは昔からあるように、山っていうだけで信仰対象になる。信仰の対象になるってことは、力が集まる。何となくはわかるだろ?」
「正直なんとなくとしか・・・」
「まぁそんなもんだよw」

親父さんは石を指差して、「だけどね、たまーに形とか場所とか色とか色んなものが重なって、異常に力が強くなるものがあるんだ。だけどそういうものは、大抵人が入りにくいとこにあったりするんだ。人が入りにくいとこには神聖性が生まれるからね」
「は・・・はぁ」
「うん、だからこそ祀られたりするんだ。でも問題は、これのように力のある石を、人為的にダメなことに使おうってのが困るんだ」
「ダメなこと?」「いわゆる呪いとか呪術ってやつだね」
「呪術ってブードゥーとかのあれですか?」
「なwんwでwブードゥーw」ゴルゴ13でブードゥーの話があったのを覚えていた。
「じゃあ、これは呪いのものなんですか?」「そそ、多分結構殺してるね」いきなり話が物騒になった。

「殺しですか?」「詳しく言うと、殺しの手伝いだけどね。かなり古いものだし・・・うん、まあ、うちで預からせてもらおう」
「あ・・・はいありがとうございます」そこで親父さんの顔が真剣になり、「で、この石をくれた人って今ご存命?」と聞いてきた。

もちろん存命だし連絡も取れると言うと、「近いうちにここにきてもらえるかな?近いうちというか、もう明日でもいいから、なるべく早い方がいいな」
「何ででしょうか?」
「早くしないとその人まずいかもよ?」は?まずい?
「命がってことでしょうか?」
「うーん、命がってわけではないが、色々良くないからさ。明日ってのは言い過ぎだけど、早めにね?んじゃー」とりあえず親父さんに礼を言い、その場は終わった。

その後仕事場で事故があったりして、親友に連絡したのは1週間ほど経った後だった。

「久しぶりー生きてる?」
「元気だぜ、飯の誘いか?」
「いやちょっと話があってさ。お前だいぶ前に俺にくれた△山の石っておぼえてる?」
「いや知らんよ」
「え?でもお前がくれたのだぞ」
「しらねえってしつこいぞ。飯にいかねえなら明日仕事だし切るぞ」
「ちょっまって」

切られた。
本当に意味がわからんかった。
しかし、あいつが何か知ってることは確実と思いながらも、連絡手段は電話しかないしどうしようもなかった。
その後俺が聞いた友人の続報は、葬式の案内だった。
山の事故で死んだと聞かされた。
葬式は昔からの友人が集まり粛々と進められた。
その後飲み屋で、同窓会ではないが仲のいい奴らで飲んでいたところ、友人の一人が妙なことを言い始めた。

「しかしなぁ・・・お前よく葬式にきたな」
「え?なんで?無職じゃないぜw俺」
「いやお前、あいつに相当嫌われてたぜ?散々あいつからお前の悪口聞かされうんざりしてたんだよ」
他のやつも、「お前もか俺もだいぶ聞かされたよ・・・」俺も俺もなんて、その場にいた5人くらいが俺への悪口を聞かされていたようだった。

寝耳に水であり本当のこととは信じられなかったが、俺への相当きつい罵詈雑言が書かれたメールを見てぞっとした。
どうやら真相は、親友は山で拾ってきた石に恨みを込めて俺にくれていたようだった。
メールにそんなことが書いてあり判明。
恨まれていたなど全く思っていなかったし、恨まれる要素も思いつかない。
それよりも、そこまで恨まれていたのに飲みに行ったり、結婚してーなんて愚痴りあってた裏でそんなことを思われていたなんて、俺は背筋が凍り、便所に駆け込んでゲロッた。
山に行くのも、途中からは呪いの触媒を探すために行っていたようだった。
だからこそ登る甲斐も無いようなところまで遠征していたと。

その後、あの1対の石は△山のお寺に収められていたもので、その後もとにあったところに納められたそうです。
俺は今でも山には登れません。

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【心霊・幽霊話】浴槽の縁に置かれた両の手【#恐怖体験】【#怖い話】【#夏のホラー冬のホラー】

入社3年目の6月、私は愛知県の営業所へ転勤となり、引っ越しすることになった。
会社が探してくれた2DKのアパートは独り身には広すぎるようにも思えた。
が、入社以来、狭い寮で生活していた私の目には非常に魅力的に映った。
職場にも近いし家賃も安い。
何より風呂付きなのが最高だった。

引っ越して何日目かの夜、風呂でシャワーを使って髪を洗っている最中のこと。
水流でぼやけた視界の隅に、一瞬妙なモノが映った。
浴槽の縁に置かれた両の手。
慌てて目を見開いて向き直ったが、手などどこにもない。
「目の錯覚だろう・・・」その時は、そうやって自分を納得させた。
しかし、そんな性根をあざ笑うかのように、それはしばしば私の前に姿を見せた。
シャワーを浴びている時、石鹸を置いて振り返る時、洗面器に手を延ばした時視線が浴槽を掠めるその一瞬。
私の眼がそれを捉える。
浴槽の縁にしがみつく白い手。

半ば反射的に視線を戻しても、次の瞬間には跡形もない。
それでも、回を重ねるうちにそれが子供の手だということに確信するようになった。

1ヶ月ほど経ったある休日、私は部屋の整理をしていた。
荷物を収納しようと、備え付けのキャビネットの一番下にある引き出しを開ける。

底に敷かれていた厚紙を引っ張り出すと、その下にあった何かがヒラリと床に落ちた。
拾い上げて見る。
幼稚園児くらいに見える男の子の写真だった。
とっさに風呂場の手を連想し、気味が悪くなったので他のゴミと一緒に捨てた。

その日の夜、テレビを見ていると浴室から何やら物音が聞こえた。
行ってみると、普段は開けっ放しの浴槽の蓋が閉じられている。
開けてみると、冷水が縁ギリギリまで一杯にたまっていた。

夏場はシャワーのみで済ますため、浴槽に湯をためることなど無いはずだった。
考え込みながら水面を眺めるうちに、私の背後にスッと影が立つのが見えた。
肩越しに、髪の長い女の姿─ドンッ不意に背中を押され、私は頭から冷水に突っ込んだ。
慌てて持ち上げようとする頭を凄い力で押さえつけられる。
藻掻いて逃れようとするがビクともしない。
肺から空気が逃げ出していく。

パニックに陥る寸前、私は床を蹴って浴槽に身を躍らせた。
体を回転させると、浴槽の底に手足を突き、全力で体を持ち上げる。
ザバァー。
水面を破って立ち上がると、呼吸を整え、周囲を見渡した。
誰もいない。
風呂場の扉は開いているが、外の様子はうかがい知れない。
風呂場から出る勇気が出ないまま、私は浴槽の中に立ち尽くしていた。

・・・サワ・・・。
ふくらはぎに何かが触れた。
小さな手にゆっくりと足首を掴まれる感触・・・。
私は悲鳴を上げ、ずぶ濡れのまま浴槽から、風呂場から、アパートから飛び出した。

私が引っ越す前、ここに誰が住んでいたのか?ここで何があったのか?
大家はそれを語ろうとしなかったし、私も聞こうとは思わなかった。
それから部屋を引き払うまでの約一週間、浴室の扉の前には荷物を一杯に詰めた段ボールを積み上げておいた。

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【心霊・幽霊話】バアちゃんが見ていたもの【#恐怖体験】【#怖い話】【#夏のホラー冬のホラー】

俺は4歳になるまで、夜はバアちゃん家に預けられていた。
夜はバアちゃんと並んで寝るんだけど、その部屋に死んだジイちゃんの仏壇があったんだ。
で、夜中に目が覚めたりすると、よく金縛りになる。
その時、必ず仏壇の戸が少し開いてて、中から誰かがこっちを見てるんだ。
扉に手をかけて、白い顔を半分覗かせて。
最初は、ジイちゃんだと思っていた。
バアちゃんが仏壇に向かって「じいさん・・・」って呼び掛けるのを見てたから。
だけど、その顔、良く見ると子供みたいなんだ。
こっちを見ながら、薄っすらと笑っている白い子供の顔。
そんなものを見ながら、俺は不思議とも思わずに4歳までその部屋で寝ていたんだ。

バアちゃんは俺が11歳の頃に死んだ。
良く覚えていないけれど、何かの病気だった。
半年ぐらい入院していて、見舞いに行くと元気に見えたのに、2日くらいで死んでしまった。

それでも自分の死期はうすうす感じ取っていたみたいで、死ぬ間際には「やっと、じいさんのところへ逝けるねェ・・・」

みたいなことを言って、周囲を困惑させていた。

バアちゃんは、具合が悪くなったと同時に昏睡状態に陥った。
親族は交代で病室に詰めていたんだけど、最後を看取ったのは俺の母親だった。
そのときの様子が、ちょっと変だったらしい。

母親は、病室のベッドの横で本を読んでいたんだけど何となく呼ばれたような気がして、バアちゃんの方を見たそうだ。
すると、昏睡していたはずのバアちゃんが目を開けていた。
瞬きもせず、じっと天井の方を見つめている。
母親が声を掛けようとした時、バアちゃんの口が動いた。

「お前、じいさんを何処へやった」

実の子である母親が、今まで聞いた事もないような、低くドスの利いた声。
呆気にとられていた母親が我に返ると、バアちゃんは目を閉じていて、それから半時間程であの世へ旅立ったそうだ。

バアちゃんは、あの白い顔をずっと見ていたのかも知れない。
今思えば、そんな気がする。

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【心霊・幽霊話】首吊りしていた男【#恐怖体験】【#怖い話】【#夏のホラー冬のホラー】

デリバリーのバイトでもチラシを配る時がある。
俺がチラシを配っていたその日は、雨が上がったばかりですごく寒かった。

水溜りのせいで靴はグチョグチョだし、まだまだ終わりそうにない件数に俺は苛立ちを覚えていた。
仕事を続けていると「荘」が二軒平行して建っている場所があった。

「荘」か・・・集合ポストじゃねぇんだよな・・・面倒くさ。
「荘」は大抵集合ポストではないので、いちいち階段を昇り降りしなくてはいけないのだ。
雨上がりのぬかるんだ地面を不快に感じながら、俺は階段を昇った。
昇り切った所でふと横を向いてみると、隣の「荘」の部屋が丸見えな状態だった。

二階の左の部屋で何かがぶら下がっていた。
男が首吊りをしていた。
目が悪い俺でも、なぜか顔まではっきり見えた。
すぐに警察に電話し外で待っていたのだが、「もしかしたらまだ生きているかも」と思いその部屋の前に向かった。

鍵はかかっていなかった。
ドアは簡単に開いてしまった。
キッチンの他には一部屋しかないようだった。
玄関からすぐに浮いている男の後姿が見えた。
俺は恐る恐る男に近づいて生きているか確かめたが、やはり死んでいた。
俺が触れる力にも抵抗できず、ブラブラと揺れていた。

その姿に死をリアルに感じ怖くなった俺が部屋から出ようとした時。
男の右手が突然動いて、向かいの「荘」の正面の部屋を指差した。
俺は叫び声を上げ、部屋から飛び出した。

しばらく外で震えていると警察が来たので、一緒に部屋に入ると死体は元のままだった。
俺はしばらく夢に見るほど、死体が動いた瞬間が忘れられなかった。
あとで聞いた話では、遺体が指差したあの部屋からも数日後に首吊りが見つかったそうだ。
寂しく亡くなった男が、同じような人間を早く見つけさせてあげたかったのだと俺は思っている。

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【心霊・幽霊話】幽霊が出ると有名な踏切【#恐怖体験】【#怖い話】【#夏のホラー冬のホラー】

この話は、中学時代の友人から聞いた話です。

彼の親戚のお姉さんは、とても心霊体験が多いらしく当時、彼も良く心霊写真を見せてもらったらしいです。

場所は言えませんが、地元で幽霊が出ると有名な踏切があります。
噂では、終電がその踏切を通る時に幽霊が現れるとか。
ある晩、彼女は彼氏の運転で自宅に送ってもらう途中例の踏切に差し掛かり、踏み切り待ちをしていたそうです。

待っている最中、ふと横を見ると女の人が遮断機近くに立っている。
あたりは非常に暗く、良くは見えなかったらしいのですが(街頭も少なく横が雑木林)顔に手をあて泣いてるようだったそうです。

そこら辺の道はややこしく、駅近くなのに関わらず暗い箇所が多いので二人は「道に迷ったのでは?」と、思い「駅近くまで乗せてあげれば?」と彼女が言ったため彼氏が車の窓を開けて女の人に「良かったらそこまで乗られますか?」と声を掛けたそうです。
すでに遮断機は上がっていました。

すると女の人は、顔に手をあてたまま頷いたので彼女が助手席から手を伸ばし後部座席のロックを外そうとした時・・・。
車が急発進、ものすごい勢いで踏み切りを渡って行く。

彼女は彼氏に向かって「何してんの!女の人乗せんと!」と言うと、彼氏はものすごい形相で、彼女に向かって「あほか、良く見んかい!あの女、足無かったやんけ!」と、怒鳴り返しました。

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【怨念・呪術話】呪いたかったらしい【#恐怖体験】【#怖い話】【#夏のホラー冬のホラー】

高校時代の話。
友人Aが私を呪いたいらしかった。

「好きな人と両想いになれるんだよ!」って教えてきたおまじなは、ひとりかくれんぼ。

「これをやると幸福の神様を呼べる」って教えてきたのは、蠱毒。
「これをやるとお金持ちになれる」って教えてきたのは、たぶん洒落怖にあるリアルって話のヤツ。(うろ覚えだが、姿見の前に立ち、半歩足を動かしてくるりとまわってお辞儀~みたいな感じ)
生き人形遊び(?)だとか、お憑かれさまとか、他にも色々。
あと、ドアを開けて「お入りなさい、早くはいらないと~」とか言って、風が吹いたら閉めるみたいなやつとか。(あきらかにやばいもの呼び込みそうだけどどうなんでしょう?)

私に霊感は全くないけど、オカルト系の話が好きでここに入り浸ってるから、たいていの話は知ってるし、知らなくても「なんとなく呪いの儀式っぽくね?」と思う。

最初は、「それ怖い話に合ったやつだよ、たぶん呪いだよ」って教えてた。
そうすると彼女はきまって残念そうな顔をするから、ああ呪いたいのかな、って思った。
それ以降も「私もやったから!B(私)ちゃんも試してみて!」としつこい。
面倒くさいので「興味ないからやらん。道具準備できない」でスルーしてた。

そんなある日の昼休み、Aが唐突にキレた。
わけのわからないことをぎゃーすかと喚いていたんだけど、少しだけ何を言ってるか聞き取れた。

「なんでダイエットなんかしたの、お前なんか引き立て役でいればよかった」
「痩せてもブスはブス!調子に乗りやがって死ね!」
「15kg(痩せた分です)とかウソだろ死ね!」
「呪ったのになんで死なないんだゾンビ!」

呆気にとられる私に掴みかかろうとするAを友人が止めてくれて、誰かが呼んできた担任教師登場、Aは職員室へ連行された。
その翌日から学校に来なくなって、そのうち退学した。

呪い返しって、私にその意思がなくても起きちゃったりするのかな?
私がダイエットなんかしなきゃ、Aは狂わずに済んだかもしれないって時々後悔する。
だけど、体が重くて色々と面倒臭かったんだよ。

祖父母も、両親も親戚一同も私も霊感なし。
私以外はオカルトに縁どころか、興味すらないらしい。
力を持ったお坊さんとか霊能者とか、そっち方面のツテもゼロ。
だからAのことはどうにもできない。

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【心霊・幽霊話】木屋平村っていう過疎の村【#恐怖体験】【#怖い話】【#夏のホラー冬のホラー】

うちのかみさんが昔旅行代理店で添乗員の仕事やってたときの話。
徳島県に木屋平村っていう過疎の村があって、どこかの会社の慰安旅行の付き添いでそこへ行ったんだって。
自然以外はほとんど何もない村。

客のほとんどは若いOLで、あとは上司の中年男性が1人いただけ。
二泊三日、川でバーベキューしたり山道をただ歩いたり、かなりのんびりした旅行だったらしい。
何かのお祭りでもあるらしくて、山道を鎧兜を身に纏った村人たちが馬に乗ってたり歩いたりしてた。
かなり本格的な衣装だったんでOLたちは感心して写真をとりまくった。
帰りのバスで、OLの一人が急に体調を崩して、泡吹いちゃって。

ちょっとヤバイ感じだったんで救急車呼んで近くの病院に運ばれていった。
上司の男性が付き添いで一緒に行った。
その後の車内は嫌な感じというか、うまく説明できないけど嫌な気配が充満してたんだって。

特に運ばれたOLの座っていた座席に気持ち悪い気配があって、だれもその方向を見ようとしなかった。
隣や前後の席にいた客も座席を変えて座ったらしい。
かみさんは一生懸命場を盛り上げようと色々話をしたんだけど、車内は暗~い雰囲気に包まれてしまって、泣き出すOLもいた。
かみさんは車内全体を見回す場所に立って話をしなくちゃいけないから、例の座席の付近も必ず視界に入ってしまう。
気にしないように気にしないようにと思いつつも、その座席のほうに目が行ってしまう。

パーキングエリアに到着すると、OLたちはみんな我先にと外の空気を吸いに車外へ出て、運転手もトイレに行った。
かみさんは一人車内に残されて、いや~な気配のする座席へ行ってみた。

座席の下にポラロイド写真が落ちてた。
運ばれてったOLが鎧兜の村人と一緒に写ってる写真だった。
かみさんは急いでその写真をパーキングエリアのゴミ箱に捨ててしまった。

鎧兜の武士がOLの方へ駆け寄って、振り下ろされた刀が首に深々と食い込んでる瞬間の写真だったんだって。
その後かみさんは即仕事を辞めて、写真のことは秘密にして俺に話すまで誰にも言わなかったらしい。

あとで木屋平村のこと調べてみたんだけど、鎧兜を着る祭りなんて無いし、そんな風習も全く無いとのこと。

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【怨念・呪術話】呪いのルール【#恐怖体験】【#怖い話】【#夏のホラー冬のホラー】

これは、私が小学生の頃の話です。

学校からの帰り道、真っ黒な髪を腰までのばした女の子が、公衆電話の前に立っていました。
その子が振り向いて話かけて来た時に、その目が白く濁っていた事から、私は彼女が盲目である事を知ったのです。
その子は透き通った声で言いました。
「美加ちゃん、お葬式の最中に悪いんだけど、私の代わりに電話をかけてくれる?」わたしは(何か誤解されてるな)と思い乍らも、そこは突っ込まずに、それよりも彼女が何故まよう事なく私の名前を言い当てたのか、知りたいと思いました。

「どこかで、会ったかしら?」すると彼女はクスクスと可笑しそうに笑い、本を読むように饒舌に語り始めたのです。

「クラスが違うから、知らなくても無理はないけど、アナタの同級生よ。貴方は一組で私は六組。
廊下の端と端ですものね。でも私は、ずっと前からアナタを知っていた・・・。目の悪い人間ほど、声には敏感なものよ。アナタはとても綺麗な声で、クラスの人望も厚くて、よく皆の話題になってた・・・。だってアナタは優等生の見本のような人ですものね。きっと私の頼みを聞いてくれると思ったの。エゴイスティックな他の人たちとは大違い・・・」

なにかが狂ってるような気がしました。
それでも私は、その少女のいう通りに、ダイヤルを回し(当時はまだダイヤル式の公衆電話でした)、少女のいう通りに、受話器を渡したのです。

女の子は、電話の向こうの誰かと声を潜めて話しては、時々こちらを見て、にっこりと笑いました。
その電話が終り、少女が去った直後でした。
私が、途方も無く恐ろしい物に取り憑かれていた事に気付いたのは。

理由を詳しく説明する事はできません。
私のつまらない文章の意味を理解した者だけが、取り憑かれる。
それが、それが、この少女の呪いのルールなのですから。
理解しようとしないほうがいいですよ・・・。

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【心霊・幽霊話】警備報告書【#恐怖体験】【#怖い話】【#夏のホラー冬のホラー】

これは、ある小さな美術館常駐警備者からの報告。
季節はまさに今頃、ちょっと気になる警備報告書。

Aさんの報告書「異常なく業務終了」

Bさんの報告書「体調不良で早退。詳細は口頭で報告します」

信用問題にかかわる様な事があったのに管制に報告が無いのは大問題。
Bさんを会社に呼び詳細を問いつめてみた。
その時彼は防災センターで警備報告書を用意していたそうだ。
チラっと駐車場防犯カメラに何か写った気がした。
見るとカメラの1つに人影が写ってる。

車上泥棒?何にせよ敷地への不法侵入。
人影は停まっている職員の車そっちのけでカメラを気にしているように見えたそうだ。

すぐに無線で館外巡回中のAさんに無線で指示。
いまや人影は異常なまでにカメラに顔を近づける。
まるで防災センターを覗きこもうとするかのように目をカメラに押し付けている・・・。

そこにAさんからの無線がは入った。

「え~駐車場人影ありません。何番カメラでしょうか?どうぞ」

異常な映像が映し出されてるのは3番カメラ。
しかし、3番カメラが写る4番には困惑するAさんしか写っていない。
・・・BさんはAさんに体調不良を伝え、早退を決めたそうだ。

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【心霊・幽霊話】政治家がうろついている【#恐怖体験】【#怖い話】【#夏のホラー冬のホラー】

先の選挙特番を見ていて思い出したことがあります。
当時私は実家住まいの中学生。
町は議会選挙まっさかりでした。
その夜のことは隣家に救急車が来たこともあり鮮明に覚えています。

私は小学生の弟とこたつに入り、母がパートから戻るのを待っていました。
こたつの上には候補者のひとりが持参した包みがあります。
手に持った感じはウイスキーだったと思います。
本当はいけないことなんですが、そのときはちょっと誇らしかったことを覚えています。
「すいませーん。呉羽吉人(仮名)でーす」

さきほどの候補者です。
父母の帰りは遅いと伝えて十分も経っていません。
玄関に出てみると、田舎議員特有のテンションはどこへやら、妙にしおれています。
聞けば差し入れのランクを間違えたとのこと。
色々決まりがあるらしく、ウイスキーは回収され、代わりに乾物の詰め合わせみたいなものを渡されました。

私と弟はしょんぼりしてしまいました。
うちの父は乾物ランクの人なんだ。
こたつの上に置いた軽い包みがそう言っているように思えたのです。

パートから戻った母にそのことを告げると、あからさまに嫌な顔をされました。
揚げ句には言っていいことと悪いことがあると頭を小突かれる始末。
叱られる覚えのない私は弟を味方につけて母に詰め寄りました。
すると母の顔色がみるみる変わっていったのです。
母はこう言いました。

呉羽吉人(仮名)は公示前に死んでいる。
表向きは病死とされているが、実は議会の派閥から干され、談合グループからも干された末の自殺だったらしい。

「お、お母さんこそ嘘言っておどかさないでよ、だってほら・・・」

こたつの上を指差した私は絶句しました。
包みは消えうせ四つ折りに畳まれた選挙公報が置かれていたのです。
そんなもの出した覚えはありません。
弟はついに泣き出してしまいました。

この夜のことはいまでも鮮明に覚えています。

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