これは高校3年の時の話。
俺の住んでた地方は田舎で、遊び場がなかったから近所の廃神社が遊び場というか溜まり場になってたんだよね。
そこへはいつも多い時は7人、少ない時は3人くらいで集まって、煙草を吸ったり酒飲んだり、たまにギター持って唄ったりしてた。
その廃神社は人がまったく来ないし、民家や商店がある場所からはけっこう離れていたから、高校生の俺達にはもってこいの溜まり場だった。
ある日学校が終わって、まあその日も自然と廃神社に溜るみたいな流れで、俺と他の3人の計4人で自転車で廃神社に行ったんだ。
時間は4時過ぎくらい。
そこで煙草吸ったりジュース飲んでたりしてた。
11月頃でちょっと寒いなぁ・・・なんて言いながらくだらない話に花を咲かせて溜ってたんだよね。
そしたら、『ザッザッザッザッ』って神社の入り口から足音が聞こえてきたんだ。
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