【怖い話】祟られた病院|夏のホラー、冬のホラー

昔、とある病院に検査技師として勤務してた。

ある時、病院を建て増しするってんで周辺住民の反対押し切って建てたんだが、その土地には地鎮を目的とした神様が祀ってあって、それが反対理由だった。
そんなの無視と言わんばかりに勝手に祠を移動して建てたそれからが不幸の始まりだったんだ。

まず、その年に感染性の嘔吐下痢症が流行り、患者さん職員含めてダウン。
それが原因で死亡した患者さん数名。

職員の身内に事故や急死などの不幸が続き、恐くなってお祓いに行った職員が有り得ない医療ミスを犯しクビ等々・・・。
偶然にしては色んな不幸が一気にやって来たんだ。

加えて、まだまだ前途有望な20代の職員が交通事故で死亡。
身内の命を持って行った事で、祟り的な不幸は一時おさまったように見えた。

俺はその時点で退職したんだが、その後も職員の旦那が仕事で大火傷を負ったり、職員の子供が事故で失明したりと、まだまだ「祟り」は続いてるらしい。

俺が辞めた後、友人から紹介された、霊媒師みたいな事してるお婆ちゃんに話を聞いてみた。
俺含む辞めた数人は大丈夫みたいだが、あそこはもうダメだと言ってた。

その土地は大昔、近くの川がよく氾濫を起こしてたそうだ。
水神だか竜神だかには生け贄が一番らしく、人身御供的な事やってたらしい。
んで、犠牲になった人柱の供養塔が祠の近くにあったらしいんだが、それをぶっ壊して元の病院が建ってるらしい。

祀も勝手に移動されたもんだから、色んな「念」が祟ってるんだと。
「ちゃんと意味があってそこにあるんだ」って、婆ちゃん言ってたよ。

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