【心霊・幽霊話】正体がわからない【#恐怖体験】【#怖い話】【#夏のホラー冬のホラー】

先月頃の話で一応実話。

俺が住んでるアパートの向かいの家(一軒家)の駐車場の隅に、怪しい男が佇んでる事がしばしばあった。
その男は虚ろに家の中を覗き込むようにして立ってる。

見た目は中年のニート風、ってかそうとしか見えない。
ストーカーだと思って警戒してた。
あまり頻繁に見かけるようなら警察呼ぼうとまで考えていた。
ある日、夕方から仕事だった為アパートを出て駅へ向かおうとしてたらまたやつがいた。
ただいつもと違う所は今日は家の中を覗いてるんじゃなくて俺をじっと見てる。
目が合ってしまい、寒気を覚えたので俺は目を逸らし駅へダッシュした。

その日の夜、ニュースでニートの話題があったので例のストーカー男の事を思い出し、一緒に見ていた彼女に話した。
結構頻繁にいるはずだが彼女は一度も見かけた事ないよと言っていた。

とりあえずキモいし、何かされたら怖いから注意しなよと言ってその話は終わった。
その日から数日がたち、ストーカー男の事も忘れかけてた時だった。
夕方になったので仕事に向かうべくアパートを出て駅へ向かった。
そしてすぐさま俺は氷ついた。

なぜか例のストーカー男がうちのアパートのゴミ捨て場の前に立っている。
しかも俺をじっと見つめていた。
10秒ほど呆然としてしまったが、仕事に遅刻したらマズいとナイスタイミングで理性が働きかけてくれた。
奴から目を逸らし、早足で横を通り過ぎ駅へ向かった。

ある程度距離が開いたのでふり返り奴の様子をチラっと確認した。
すると奴は俺を一瞥すると何かを呟くように口をパクパクしていた。
それが俺には「邪魔をするな」と言ってるように感じた。

翌日も奴はゴミ捨て場の前に立っていた。
その時俺はゴミ捨ての為にゴミ捨て場にいきたいのに、奴が邪魔でゴミが捨てられない。

ゴミを捨てる為にはかなり接近する事になってしまうので、ゴミ捨てやめようかと迷った。
が、なんで奴の為に俺がゴミ捨てを我慢せにゃならんのかと、考えたら無性に腹が立ってきたので思い切って「邪魔、ゴミが捨てられへんやろ」と言ってみた。

すると無言のまま奴は去り、いつもの向かいの家のポジションに戻った。
その日からゴミ捨て場に奴が立つ事は無くなった。

ある日、彼女と買い物に出かけた帰り、奴がまた向かいの家を覗き込んでるのを見かけた。
俺は彼女に「あいつだよ、こないだ話したストーカー男。
どう見てもストーカーでしかないよなぁ・・・通報しようかね?」と言ったら彼女が「は?誰もいないじゃんなにいってんの」と言った。

今は仕事が変わり、夕刻に家を出る事が無い為奴は見かけないが・・・。
ずっとあの場所に留まり続けているんだろうか。

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