【怨念・呪術話】多分・・・悪霊だと思う【#恐怖体験】【#怖い話】【#夏のホラー冬のホラー】

霊ってどんなものか・・・その時まで知らなかったけど、通り魔みたいに理不尽な存在だと思う。
十年くらい前に日本全国をブラブラ旅歩いていたときの話。

T県のとある海鮮料理を出すお店で昼飯を済ませ、当てもなく郊外の広い道路脇を歩いていたら突然眩暈がして立っていられなくなった。
生ものにあたったのか、吐き気と腹痛が同時に襲ってきて、その場に倒れこんでしまった。

幸い付近の住人らしき人が気付いて様子を見に来てくれたので救急車を手配してもらうことに。
どのくらいの時間を横になったまま待ったのか覚えてないけど、気付くと周りが野次馬だらけ。
恥ずかしさと同時に何かいいようのない違和感を覚えてちょっと不安になった。

担架で運ばれる最中にチラッと横目で見た野次馬の人たちの中に一人だけ雰囲気のおかしな人がいる・・・。
見た目はその辺によくいる五十歳代くらいのクシャクシャパーマ頭のおばさん。
だけど何か変なの。

頭が異様に大きくて四頭身くらいにしか見えない・・・。
大きく目を見開いて俺を凝視してるんだけど無表情だった・・・。

救急車に乗せられ、そのまま近くの大きい病院に搬送されて、思ったより大げさな処置を受けたな。
胃の洗浄と尿道カテーテルを突っ込まれたのは人生初体験だった。
症状は単なる軽めの食あたり・・・。

今まで健康しか取り柄が無かったから、精神的なショックで大きく体調を崩したんだろう。
一晩苦しんだけど、翌日には父親が病院に迎えに来てくれて退院できることになった。

父親の運転する車の助手席に乗り込んだときには安心したのか、かなり体調も良くなってきていたけど
ボンヤリと遠ざかる病院を見ていたら、またあの変なおばさんを見ちゃった。

病院の門扉の前に立って、見開いた目でじっと俺のことを見ていた。
もう怖くて気持ち悪くて、早く家に帰りたい、帰りたいってそればかり頭の中で考えてた。
何が怖いって、おばさんの何を考えているのかまったく読めない表情が生きてる人間らしくなかった。

その後、特に何か大変なことが起きたわけじゃないが、度々あのおばさんを色々な所で見かけた。
最初は怖くて、お寺の住職さんにお経を上げてもらったり、何人か霊能者を名乗る人にも祈祷してもらった。
けど何の効果も無かったな。

住職さんはともかく霊能者なんて多分ほとんどインチキなんだろう。
今でも遠くの人ごみの中にあの奇怪なおばさんの姿を見つけたりする。

たぶん、この世の人ではないと思ってるんだけど、簡単には祓われてくれないんだな霊って。
悪霊なのか見守ってくれてるのかすらわからない・・・が、多分・・・悪霊だと思う。

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