【心霊・幽霊話】このバスは○△駅へ行きますよね?【#恐怖体験】【#怖い話】【#夏のホラー冬のホラー】

先日『○△バスセンター行き』のバスに乗っていると、途中のバス停で、30歳位と思われる赤い服を着た綺麗な女性が乗車し、私の隣に座りました。

その女性が「あの・・・すみません・・・このバスは○△駅へ行きますよね?」と私に訊ねてこられたので、「終点が○△バスセンターですから、終点で降りられれば○△駅に行けますよ」と答えました。

「そうですか、教えて頂きありがとうございます」

「いえいえ」・・・で、ここからが不思議なんです。

その女性は何故か直ぐに途中下車してしまいました。
とても不審に思いましたが、それ程気には留めませんでした。

次回にこのバスを利用する時の為に、予め聞いておいただけかも知れないし・・・と自分を納得させました。

でもどうしても納得しきれない事が一つあって、それというのは、私が乗っていたバスは運賃後払いなんです。
それなのに彼女は、PASMOをタッチするでもなく現金を支払うでもなく、何もせずに『スル~~』っと下車して行かれたんですよね。

普通は運転手さんが「おーい、お客さ~ん!運賃頂いてないよ~!」とか言うもんだと思うんですが、誰にも何もとがめれることなく、まるで誰にも存在を気付かれてもいない様な感じで、何事も無い様に本当にスルーっと降車していかれました。

何度も繰り返しますが運賃払わずに・・・。
しかし、『不審』を通り越して『驚愕』をも通り越して『恐怖』に陥れられる事になるのは、彼女が下車した次のバス停にバスが停車した時です。

なんと、前のバス停で下車したはずの彼女が、そのバス停でバスを待っていたのです。
私は自らの目を疑いました。
そして扉が開くと、先程下車した筈のその赤い服の女性がまた乗車して来たのです。
そして最初から決まっていたかの様に私の目を見定め、歩み寄り、やはり私の隣に座りました。

・・・そして・・・蒼白く引きつる私の顔にこう訊ねたのです。

「あの・・・すみません・・・このバスは○△駅へ行きますよね?」

私はもう軽いパニックに陥り、顔からは血の気が引き、気持ち悪くなってしまったので、何とか頭を上げて降車ボタンを押し、必死というか決死の覚悟で彼女の膝を跨ぎ、振り返りもせずに降車口に辿り着きました。

運転手さんに「お客さん、大丈夫ですか?」と声をかけられながら、何とかPASMOで運賃を支払い、下車したのを覚えています。

そして、ゆっくり視線を上げると何故か、先程までは穏やかだった筈の、彼女の、表情は、私を・・・窓越しに・・・目を吊り上げ、凄まじい形相で、睨んでいました。

口を、半分、開けて、睨んでいた様な・・・笑っていた様な・・・。

バスが走り去り見えなくなるまでずぅっと・・・。

一体彼女は何者だったの。
彼女と同じ行動を再現しろと言われれは、物理的には不可能でしょう・・・。

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