【怨念・呪術話】霊に敏感な姉【#恐怖体験】【#怖い話】【#夏のホラー冬のホラー】

私は全然幽霊とか見えないし霊感もないんだけど、一緒に暮らしてる姉はそういうのに敏感みたいなんです。

大学生になって上京を機に同居始めるまでこの姉ちゃんって、なんかちょっと取っ付きにくい性格してるもんだから、ちょっと距離あって実家に居た時はあんまり気がつかなかったんだけど・・・。
なんか霊感?みたいなものがあるらしい。

例えばある日真っ青な顔で帰ってきたと思ったら布団かぶって泣きながら寝ちゃって、どうしたの?って聞いたら「出てかない」とか何とか言ってる。
その後、熱出しちゃったりして・・・。

三日後くらいに姉ちゃんの熱が下がってから話を聞いたら「別に信じなくてもいいんだけどさ・・・」って話にくそうに何があったか教えてくれたんです。
以下、その話。

学校の帰りに姉は近所の公園を突っ切って帰ってくることが多くて、その日もやっぱりその公園通ってたらしいんです。
結構大きな木がたくさんあって、あちこちにベンチがあって、近くに複合ビルとかあるからサラリーマンやOLの人も休憩してたりする。

その日姉ちゃんは午後にヒトコマしか講義無かったから、時間は2時半過ぎくらい。

よく晴れていい天気だったんだけど、公園に着いたら姉ちゃんはいきなり耳鳴りがしてきちゃって、頭がクラクラしたんだって。
で、姉ちゃんはちょっと公園の中のベンチで座ってペットボトルのお茶飲んで休んでました。
そしたら「大丈夫?」って知らないお婆さんが声をかけてきて、姉ちゃんは「ええ・・・」って答えたんですって。

その時点でなんか違和感?っていうか「違う」って思ったし「しまった」とか思ったらしいんですけど、お婆さんは「そう」って言って姉ちゃんの隣に座ったらしい。

「今日は暑いねえ・・・」

「はい・・・」

みたいな会話の後、お婆さんはなんかつらつら話を始めて、姉ちゃんは何だか立ち上がれなくて黙って聞いてたらしい。

内容はなんか身の上話みたいな話?出身が宇都宮で、宇都宮の空襲の時がどうのこうのみたいな。

「空が真っ赤なのよ。真っ赤なの」ってお婆さんは何度も言ったらしい。

姉ちゃんはもうたまらなくなって途中で頑張って立ち上がってフラフラしながら歩いて公園を出たそうです。

で、公園出てから気がついたらしいけど、もう辺りが真っ暗になってて携帯取り出して見てみたら夜7時半。
姉ちゃんは30分も経ってないと思ってたみたい・・・。

公園出てから姉ちゃんは体がだるいの我慢して走って帰ってきたらしいんだけど。
後ろから何か付いて来るのがわかってもう怖くて怖くてたまらなかったらしい。

必死で帰ってきたら私がもう帰ってきててなんかホッとして泣けてきちゃったって言ってた。
私は全然わからなかったけど、家の中にもお婆さんは入ってきてて、姉ちゃんの寝てる隣とかに丸1日くらい座ってたらしい。

私全然霊感ないんだけど、姉ちゃんに言わせると私はかなり強い人間らしくて、私が居るとそういうのも家に長居できないし、寄り付かないんだそう。
見たことも感じたこともないんですけどね・・・。

姉は怖くてお婆さんの姿はっきり見てないって言ってた。
見てないのにわかるの?って思ったんだけど、わかるものらしいですね。

以上です。
乱文失礼しました。

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